「玉聖友の会」発足によせて

玉聖友の会会員の皆様へ

新型コロナと過ごす2回目の初秋、皆様はいかがお過ごしでしょうか?厳しい残暑お見舞い申し上げます。本当に大変な今年の夏でしたが、1年遅れで《オリンピック・パラリンピック東京2020》が開催され…選手達の素晴らしいパフォーマンスにはただただ感動!感謝と尊敬の念はやみません。

《玉聖友の会》はお嬢様方のご卒業後も私ども卒業生の保護者が玉川聖学院で得た素晴らしい友と共に学院の精神に再び触れ絆を深めることができる場として昨年2020年4月に発足いたしました。同年10月の学院創立70周年記念礼拝は都の指導に沿った感染予防対策を行い無事に実施されました。友の会としてこのお手伝いをさせていただけましたのは本当に幸せでした。然しながら2019年に実施して好評でした《賛美礼拝に向けてのハレルヤコーラスの練習会》等の計画は感染拡大予防の観点から中止となってしまいました。

本年度の活動についてですが、9月の学院祭は残念ですが卒業生も友の会会員も感染拡大予防のため入校する事ができません。12月のクリスマス賛美礼拝の頃には国民のワクチン接種が順調に進み一定の効果が得られて安心して集えるようになっている事を期待してやみませんが新型コロナ感染症の感染拡大状況を注視しつつ最善を尽くしたいと思っております。

多くの制限がある毎日ですが、今だから学べる多くのこともあります。インターネットの普及により礼拝や会議もパソコン・スマートフォンやタブレット端末で在宅と限らず色々な場所で参加できるようになりチャンスが広がりました。学院のホームページを閲覧してみると毎日精一杯学んでいる在校生の様子を知ることもできます。玉聖の在校生はコロナ禍以前から各個人が1台ずつタブレット端末を保有して学習に役立ててきて、多様性と可能性に満ちた学びをしていて昭和生まれの私は感心するばかりです。今回の新型コロナワクチン接種では高齢者の予約を取るために活躍してくれたのが孫・曾孫世代の現役中高生だったニュースは記憶に新しい事と存じます。見方や考え方を少し変えると在宅でこそできる良い事を発見できるかと思います。

ローマ人への手紙5章3-5節の『患難・忍耐・練達・希望』の御言葉を心にとめて困難な時に《玉聖友の会》の皆様と心を合わせて祈り共に歩み続ける事のできる幸せに心より感謝いたします。

2021年度 玉聖友の会 代表
大塚 敦子