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中等部 総合学習
玉聖の教育

中等部 総合学習

総合学習の考え方

 新しい教育課程が論議された1990年代,確かに日本の教育システムは社会と同様に,行き詰っていました。 その中で,「総合学習」は新しい課題である「学際化」「国際化」「情報化」「共生社会化」への対応として登場しました。 その後の学力低下論争で混乱したものの,自分で考え発見し,まとめ発表する力は,これからの時代を生き抜く土台となる学習であることに変わりありません。 玉聖では1993年度から高等部に「総合科人間学」を設置し,総合学習の実践を続けてきました。 内外の高い評価を得ていますが,中等部ではその実績を踏まえて,できるだけ個人の体験や発見を学習が結びつき,さらにそれらが教科学習に対する動機付けにつながる総合学習のプログラムを2001年度から実施してきました。 玉聖では総合学習の時間は「ただ遊ばせたり,行事で替える」のではなく,しっかりとした教科学習と連動する内容として位置づけています。 総合学習を通して,自分で問題を設定し,調査し,整理し,判断決定できる能力を養うことを目標に,学年に応じた学習を実施しています。

人との関係づくり -中等部1年-

「人生は出会いで決まる」とある哲学者は言いましたが,同時に「出会いは作られる」とも言われます。生徒は人との関係の中で成長していきます。 友達,先生,異なる環境や世代の人達,国を超えた出会いや体験を通して人間のつながりを学習していきます。 中1の総合学習のテーマ「人との関係作り」はホームルームや行事の他,聖書,体育,音楽,美術科の協力と,年間を通しての国語科学習の中に組み入れ,関係の作り方,技術,間の取り方,敬語や手紙,心の用い方,実際の行動などを学んでいきます。

情報学習 -中等部2年-

中2では自然と人間との関わりを考える環境学習を理科の時間を中心に実施します。 自分の身の回りから地球環境までのつながりと一人ひとりの管理責任への自覚を覚醒する事を目標としています。 「自然との共存」をテーマに授業と実験,春の校外授業(2泊3日の自然観察キャンプ)を通して,具体的・実際的に学んでいきます。 また学んだことが現実生活の中でどう生かされていくのかを総合学習という形で探究する時間にもなっています。

環境学習 -中等部2年-

中2では自然と人間との関わりを考える環境学習を理科の時間を中心に実施します。 自分の身の回りから地球環境までのつながりと一人ひとりの管理責任への自覚を覚醒する事を目標としています。 「自然との共存」をテーマに授業と実験,春の校外授業(2泊3日の自然観察キャンプ)を通して,具体的・実際的に学んでいきます。 また学んだことが現実生活の中でどう生かされていくのかを総合学習という形で探究する時間にもなっています。

人権平和学習 -中等部3年-

中3になると,共に生きている社会を意識し,同時代に起きていることがらへの関心を深め,人権感覚を養い「平和を作り出す努力」の啓発のための学習が社会科の時間を用いて行われます。 中3の修学旅行先である長崎では,被爆体験を伺い戦争と平和について考える時を持ちますが,その準備や基礎知識の確認もこの学習の時間を用いて行われています。 この学習も環境学習と同様に,人間や社会的問題に関する関心の向け方のセンスを学んでいく時間となっています。

国際学習 -中等部3年-

地球人として生きるための国際学習では,手段としての英語力(会話力)とインターネットの活用能力が必要になります。 自分で会話し,世界に出て行くために必要な能力を養います。 ネイティブの先生を中心に,「英会話」の授業を通して訓練を実施します。 また,春には「インターナショナルデイ」を設けて,世界各国のゲストと直接話す体験を校内で行います。 慣れること,自然に言葉を使うことが高校での体験学習(フロリダ英語研修・韓国修学旅行)の基礎になっていきます。

玉川聖学院の総合学習 ~中等部修了論文~

 中等部の総合学習のまとめは,中3で課せられる「修了論文」です。 この論文は玉川聖学院で20年以上続けられてきた「社会科修了論文」を全教科に拡大した課題で,全教職員が一人ひとりのテーマ設定から論文作成と関わりながら進められていきます。 3年間の総合学習で学び,興味関心を持った各自のテーマを中3の生徒は個人で研究していきます。 その過程で全体像をはっきりさせ,自分の目と足で確かめながら,実験や観察を行い,仮定を検証します。 問題を整理し昨今問題になっている論文作成上のモラルも確認し研究プロセスを援助するのがチューターとしての教師の役割です。 全教職員がここに関わることで,総合学習は玉川聖学院全体の学習になっています。 4月から11月までの時間をかけて作成し,グラフや画像を取り込み,集積したデータを掲載し,独自性を発揮し完成させた各自の論文は,プリントアウトして提出するだけでなく,校内のどこでも全員の論文が公開できるように,情報センターのコンピュータに登録されます。 後輩に見られても恥ずかしくない論文に仕上げることが,中3の生徒の自尊感情を引き出し,論文の完成度を上げているといえるでしょう。

2005年度 中3修了論文テーマ抜粋 はこちら

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